ダウンタウンが別名義で音楽へ入る

浜田雅功と松本人志は、1982年に結成したダウンタウンの二人です。1990年代、二人はGEISHA GIRLSという別名義で音楽作品を発表しました。

ここでは、ダウンタウンをそのまま歌手名に置き換えません。浜田と松本が所属するコンビと、音楽作品上のGEISHA GIRLS名義を区別して記録します。

坂本龍一がプロデュースした「少年」

1995年のシングル「少年」では、浜田と松本が歌い、坂本龍一がプロデュースを担当しました。お笑いコンビと作曲家が知り合いだった、というだけではなく、歌唱とプロデュースの役割が一つの録音に残っています。

奥田民生が浜田へ「春はまだか」を渡した道は、浜田の所属するダウンタウンを経由し、このGEISHA GIRLSの作品で坂本龍一へつながります。

名義を分けると見えるもの

人は活動によって名義を変えます。浜田雅功、松本人志、ダウンタウン、GEISHA GIRLSを一つに潰してしまうと、誰が何をしたのかが曖昧になります。

所属と作品クレジットを分ければ、浜田と松本がダウンタウンのメンバーであること、二人がGEISHA GIRLSとして歌ったこと、坂本がその作品を作る側にいたことを順に辿れます。

坂本龍一から先には、高橋幸宏と細野晴臣とのYMOがあります。テレビと笑いから始まった枝が、作品を介して日本の電子音楽史へ伸びていきます。