「チキンライス」は、松本人志が詞を書き、槇原敬之が曲をつけ、浜田雅功と槇原が歌った一曲です。

ダウンタウンの二人が、作詞と歌唱をそれぞれ担う。その間に、作曲者であり歌い手でもある槇原が加わりました。2004年のデュエットと、2006年に槇原が歌ったセルフカバーから、三人のつながりを辿ります。

松本の詞を、浜田と槇原が歌う

「浜田雅功と槇原敬之」名義の「チキンライス」は、2004年11月17日に発売されました。発売元の紹介では、松本が作詞、槇原が作曲と編曲を担当し、浜田と槇原がデュエットしています。よしもとミュージックの作品紹介

浜田の声と、松本の書いた言葉。普段はコンビで活動する二人が、ここでは異なる役割で一つの歌に加わっています。槇原は曲を提供するだけでなく、編曲と歌唱も担いました。

シングルには、表題曲に続いて「チキンライスができるまで〜松本人志〜」と、オリジナルカラオケが収録されています。完成した歌と、その制作を題名に掲げたトラックが、一枚に並んでいます。

作曲者が、自分のアルバムで歌う

2006年2月22日、槇原はアルバム『LIFE IN DOWNTOWN』を発売。その10曲目に、槇原自身が歌う「チキンライス」を収録しました。発売元も、浜田との共同名義で発表した曲のセルフカバーとして紹介しています。アルバムの発売情報・セルフカバーについての公式紹介

同作の本人インタビューで、槇原は松本の詞に心を動かされたことを語っています。この版の歌は、風邪で体調を崩したため、マイクを持ち帰って自宅で録音したそうです。一人で歌いながら、詞によく耳を傾けたと振り返りました。

自分が作曲した歌を、自分の声で歌い直すときにも、松本の言葉から受け取るものがあった。浜田とのデュエットに続いて、槇原がその詞をどう歌うかを聴ける録音になっています。

浜田の歌声から、別の作曲者へ

浜田がほかの音楽家と作った歌には、小室哲哉によるH Jungle with tの「WOW WAR TONIGHT」や、奥田民生が作詞・作曲・編曲を担ったソロ曲「春はまだか」もあります。

次は小室哲哉と浜田の歌を辿る記事や、奥田民生と浜田の「春はまだか」へ。「チキンライス」では松本の詞を槇原が曲にし、浜田と歌う。その先で、浜田の歌声を通して、異なる作り手との仕事を聴き比べられます。